時間・材料費方式と定額料金の違い

タイム・アンド・マテリアルは、実際に働いた時間と実際に使用した部品に対して顧客に請求するため、作業時間に関するリスクは負いません。フラットレートは、定義された作業に対して作業時間に関係なく合意した一律料金を請求するため、顧客は事前に金額がわかり、作業が早く終わればその分の利益はあなたのものになります。

タイム・アンド・マテリアルの仕組み

タイム・アンド・マテリアルは、T&Mとも呼ばれ、時間単価に基づいて作業時間を記録し、部品は自社の価格で、多くの場合は明示した上乗せ率を加えて請求します。請求書は基本的に何が行われたかの記録です。顧客は内訳を確認でき、どちらの側も作業内容を推測する必要はありません。

その代わり、売上は時間によって上限が決まります。作業を速く、あるいはうまく行えるようになるほど、同じ結果に対する収入は減ります。また、作業が完了するまで顧客には確定した金額がないため、不安を感じて玄関先で依頼をためらう住宅所有者もいます。

フラットレートの仕組み

フラットレートは、事前設定料金またはメニュー料金とも呼ばれ、作業開始前に定義された作業ごとに一つの料金を設定します。その作業に通常必要な作業時間、必要な部品、間接費、目標利益率をもとに価格を算出し、その作業についてすべての顧客に同じ金額を提示します。

顧客は確実性を得られ、裏で時間メーターが回っている状態を気にせずに承諾できます。作業時間のリスクはあなたが負います。簡単な設置も難しい設置も同じ料金になるため、価格は最も良かった日ではなく、現実的な平均時間に基づいて設定する必要があります。

比較

項目タイム・アンド・マテリアルフラットレート
作業時間のリスクを負う側顧客自社
事前に料金がわかるいいえ、見積もりのみはい
効率的に作業することへの報酬なし、作業が早いほど請求額は少なくなる直接的、短縮できた時間の利益は自社に残る
記録管理作業時間と部品の詳細な記録が必要作業ごとの負担は軽いが、料金表の作成に事前の手間がかかる
顧客からの異議これはどこまで上がるのでしょうか?1時間の作業にしては高すぎるように思えます
最適なケース診断作業、範囲が不明な工事、古い建物、保険・保証対応の工事時間と部材が予測できる繰り返しの作業

時間・材料費方式が適切な場合

作業全体を事前に把握できない場合は、時間・材料費方式を使用してください。断続的な電気系統の故障の調査、数十年前に建てられた住宅の壁を開ける作業、誰も記録していないシステムのトラブルシューティングなどは、固定価格にすると賭けになるか、顧客が離れてしまうほど大きく見積もる必要がある状況です。

また、自社で経理を持ち時間の内訳を確認したい法人顧客との継続的な保守契約や、詳細な明細を求める第三者経由の請求にも適しています。

固定価格方式が適切な場合

何度も行ってきた作業には固定価格方式を使いましょう。例えば、標準的な器具や給湯器の交換、分電盤やブレーカーの交換、サーモスタットの取り付け、季節ごとの点検、手の届く配管の詰まり除去などです。作業の一般的な所要時間と部品代が分かれば、固定価格にすることで価格の交渉がなくなり、顧客は時間を気にするのではなく価値に基づいて判断できます。

固定価格方式はチーム全体にも適しています。価格表があれば、経験の浅い技術者でも最もベテランの技術者と同じ金額を提示でき、その場の判断で価格を決める場合にはこれは難しくなります。

多くの業者が実際に採用しているハイブリッド方式

実際には、多くの技術系事業者が両方を組み合わせて使っています。一般的なパターンは、現地に行くための固定の診断料または出張料、価格表にある標準的な修理には固定価格、それ以外の作業には時間・材料費方式を適用するというものです。顧客がその日に作業を承認した場合、診断料を修理費から差し引く業者もあります。

どの組み合わせを使う場合でも、作業を始める前にどの方式が適用されるかを伝えてください。技術系業界での請求トラブルのほとんどは、顧客がある方式だと思っていたのに別の方式で請求されたことが原因です。

固定価格の作り方

競合他社の金額ではなく、すでに持っているデータから始めましょう。同じ種類の直近の複数の作業を確認し、実際に何が起きたかを見てください。玄関から玄関までの作業時間、使用した部品、再訪問が必要になった頻度などです。最速ではなく通常の作業時間を基に価格を設定し、請求可能な1時間が負担しなければならない諸経費も含めましょう。業者の時間単価が技術者の給与の小さな上乗せではなく、その何倍にもなるのはそのためです。

次に、価格表を見直してください。材料費は変動します。2シーズン前に設定した価格を現在の部品原価と比べると、販売するすべての作業で利益率が知らないうちに目減りしています。

データに基づいて価格設定するには、作業履歴が必要です

Voice To Task CRMは、あなた自身の言葉からその履歴を作成します。作業ごとに何をしたかを話すだけで、作業時間、材料、顧客情報を項目ごとにまとめた記録の下書きが作成されます。次回その作業を見積もるときは、推測ではなく、実際の作業にかかった費用をもとに判断できます。

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