採取スポットの記録と再発見の方法
採取スポットは三層で記録します。その場に立ってGPSピンを打つこと、そこへの行き方を文章で書くこと、ルートと周囲の写真を撮ることです。ピンは近くまで導いてくれ、文章と写真が正確な場所まで導きます。多くの人が採取場所を見失うのは、まさにこの最後の部分です。
ピンだけでは場所を見失う理由
その時はピンを打つだけで十分に思えます。ところが11か月後に戻ると、下草が茂り、光も変わり、スマートフォンはどこも同じに見える森の円の中に自分を示します。二つの要因があなたに不利に働きます。ピンには実際に誤差があり、場所も変化しています。
経験豊富な採取者なら誰でも、自分が印をつけた倒木を見つけられず、自分の精度の範囲内に立ち尽くした経験があるものです。解決策はより良いピンではありません。人が頼りにできる文脈を伴ったピンです。
スマートフォンのピンの一般的な精度
空が開けた場所では、最近のスマートフォンは通常数メートル以内に位置を示します。樹冠が閉じた場所、急斜面、狭い谷では、空の見通しが制限され信号も反射するため、かなり悪くなることがあります。これらは大まかな目安であり保証ではありません。条件や機器によって異なります。
| ピンを打つ場所 | 一般的な精度 | 地上での意味 |
|---|---|---|
| 開けた野原、晴れた空 | 約3-5 m | 通常はまっすぐそこへ歩いて行けます |
| 明るい林、まばらな樹冠 | 約5-10 m | 目印も記録していれば十分近い |
| 密な針葉樹または夏の樹冠 | 10-20 m以上になることが多い | 探すべき円になる。メモが重要 |
| 急な谷、崖の下、峡谷 | 20-30 mを超えることもある | 最後の区間は自分で探すことになる |
| アプリを開いた直後 | 位置が安定するまでは精度が低い | ピンを保存する前に少し待つ |
実践的なポイントは二つです。保存する前に数秒待ち、位置情報が安定するのを待ちましょう。そして場所が本当に大事なら、通りがかりの道からではなく、その場所の真上から立ててください。
場所ではなく、たどり着くまでの道順を書く
座標は一点を示すだけです。一方、アプローチの説明は人がそこへどうたどり着くかを示すもので、現場で本当に必要なのはこちらです。歩く順番どおりに書きましょう。
- 車を停めた場所、または入った地点と、どちら方向に歩き出したか。
- 判断が必要なポイント:分岐、沢の渡河点、ゲート、三つ目の暗渠。
- それぞれの間のおおよその距離と所要時間。
- 最後に道から外れる区間:どちら側か、どれくらい奥へ入るか、登りか下りか。
- 到着したときに目印になるもの。
具体的に書きましょう。「割れた大岩で左へ、古い搬出道を60歩登ったところ。群生地は三本目の大きな倒木の北側」のように書けば、周辺の説明をどれだけ重ねるより役立ちます。
長持ちする目印と、そうでない目印
自分が必要とする期間を見据えて基準点を選びましょう。季節性のものや人工物は、翌年にはなくなっていることがあります。
- 長持ちするもの: 岩の露頭、大岩、沢の合流点、尾根線、斜面の形、大きな生木、立ち枯れの幹。
- 当てにならないもの: マーキングテープ、自分で積んだケルン、落枝、水たまり、下草、葉の色、そして登山道の整備で片付けられてしまいそうなものすべて。
斜面の向き(方位)と傾斜も書き留めましょう。山腹の北向き斜面、といった情報は、群生地を探し直すときに、単なる方位角よりずっと役立ちます。また、立ち止まった場所から目的の場所の方向を写した写真は、何行もの文章に匹敵します。
電波は入らないものと考えておく
良い採集地と電波の届く場所は、たいてい一致しません。地図タイルの読み込みやサーバーへの接続が必要なものは、登山口に着いた時点で使えなくなります。スポットの記録はオフラインでも使えるようにしておきましょう。ピン、文章による道順、写真はいずれも機内モードで読める状態にし、スマホなしでは不安になる場所では紙の地図とコンパスを持っていきましょう。
スポットは自分だけのものに
スポットは、意図せず共有されてしまうことのほうがずっと多いものです。写真には位置情報のメタデータが含まれ、SNSの投稿にはジオタグが付くことがあり、地図のスクリーンショットもまた地図です。大切な場所なら、記録はどのサービスにも同期されない場所に保管し、画像を共有する前に位置情報を削除しましょう。投稿する写真に写り込んだ背景から場所が特定されないよう、注意してください。
Forager's Field Notesの役割 Forager's Field Notesでは、パッチとは保存されたスポットのことです。必要なときにGPSピンを一度記録し、アプローチのメモを書き、写真を添付できます。そのスポットに今後記録するすべての採集物は、同じパッチに紐づけられます。パッチマップはタイルを使わない概略図で、機内モードでも動作し、事前にダウンロードするものはありません。バックグラウンドでの位置情報取得はなく、ピンが端末の外に出ることもありません。アカウントもクラウドもサーバーも不要です。
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